赤外線深度センサーを背面にもち、周囲の地形をリアルタイムでモデリングすることができる。
Tango |
距離が遠い部分は青色で、距離が近い部分は赤色で表示される
どれだけのリアルタイム性と精度が得られるのかはまだ分からないが、この技術が完成し、Oculusのような広視野角のHMDと組み合わされば、晴れて「電脳コイル」のような理想的なARが実現することになる。つまりHMDごしに眺めた現実の風景の中に、実際には存在しない3Dオブジェクトを表示することができるわけだ。宇宙生物を部屋の中で飼ったり、初音ミクさんと一緒に町の中を歩いたり、学校を舞台にしてマルチプレイのFPSを遊んだり、渋谷センター街でモンスターどうしを戦わせたりできる。いきなりそこまで行かなくても、Google Glassに搭載すれば、町の中を動き回る実態のない公告が可能になるし、Google Mapは屋内や地下街も含めて3D化していくことだろう。
MicrosoftのKinectを開発していた人物がプロジェクトを指揮しているそうなので、風景の中から人間を含む「動体」を識別し、背景と区別する(マッピングしない)ことも目指しているようだ。
なんか、GoogleはGlyphを買収するんじゃないかという気がしてきた。きっとそのつもりだ。