Whole Earth Catalogueの編者でもあったケビン・ケリーは「今世紀の終わりまでに、現在存在する仕事の7割がロボットに取って代わられる」と発言しているが、あくまで「現存する仕事」と断っている点を見逃してはならない。ロボット技術の進歩は確かに人類から職を奪っていくことになるが、効率化は必然であり、悪ではない。我々がすべきことはロボットを破壊することではなく、ロボットにはできない仕事を見つけ、作り出していくことなのだ。
すでにロボットに奪われた仕事
- 単純な販売業務。チケット、ジュース、タバコ。
- 作業指示書通りに組み立てる仕事。自動車の組み立て、箱詰め。
- トンネル掘り。
- 危険な場所の探査。海底、宇宙、事故現場。
- 危険な場所での救出。火事。
- 兵士。
- 清掃。
- 俳優、ニュースキャスター。
- 会計士。
- 介護士。
- 倉庫出し入れ。
- レジ打ち。
数年後からロボットに奪われ始める仕事
- 郵便配達。
- 建築。
- 警備、監視員。
- 教師。
- 野菜や果物の栽培。
- 受付。案内係。
- タクシー。トラック運転手。
- 診療。看護師。薬剤師。
- 家畜の飼育。
- 警官。
- ツアコン、シェルパ。
- 記者。
- 農場、牧場。
- 装置の点検と修理。
- 家政婦。ヘルパー。育児。
- 遠隔制御での監視、管理。
- ロボットの点検と修理。
- 学者、研究者。
- スポーツ選手。
- 小説家、漫画家、映像作家、クリエイター、デザイナー。
- 演奏家、モデル、パフォーマー。
- 政治家。
- 弁護士。