サブウェイ丸ビル店
植物工場には太陽光を利用するものと、LEDや蛍光灯を使って屋内で栽培するものとがある。前者は土地がたっぷりある国でなら低コストで実現できるが、日本での利用を考えるなら後者が有力だろう。この完全制御型植物工場は設備を作る初期費用と、光熱費のコストが高いことが課題だが、天気に依らず安定的な生産が可能で、多段栽培が可能なため、ビル内や地下、宇宙空間でも植物の栽培が可能になる。現在、日本のサブウェイでは東京と大阪の2店舗のみ実験的に店内に植物工場を置いている。生産数が少ないため予約者限定となってしまうが、「新鮮で美味しい」と評判だ。害虫の心配が無いので完全無農薬で育てられるし、出荷直後に調理されるので劣化も無い。
農家のかたにとっては危機感の対象かもしれないが、ただでさえ国土が狭く山間部が多くて土地問題に苦しむ日本にとっては福音となるのではないだろうか。