2013年12月にGoogleが買収を発表したボストンダイナミクスのBig Dog
ウォールストリートジャーナルが2014年2月11日に報じたところによると、 Googleがロボット関連企業8社を買収した目的は「単純労働者を代替するロボットの開発」とのこと。まぁ表向きはそうだろうが、Googleの真の目的は、資源確保、製造、物流、すべてを手中に収めることだろう。恐らくGoogleは労働者に代わりに成り得るロボットが作れるようになったら、次々と企業を買収し、社員を解雇し、ロボットに差し替えていくだろう。材料の調達から製品の出荷までを一貫して自動で行うことでコストが下がり、ライバルを屈服させ、買収することでさらにシェアを拡大していく。より便利なサービスを取捨選択するのは人の自由だし、企業が知恵を絞って利益を追求することも罪悪ではないが、生活のほとんどを1社のサービスに委ねてしまうことのリスクは大きい。Mt.GOXのようにハッカーの攻撃を受けたり、不具合によってシステムがダウンしたとき、多くの人命に関わる事態になりかねない。倉庫にロボットを導入し、無線ヘリによる配達を計画しているAmazonや、独自にロボットの開発に取り組んでいるHONDA、リシンク・ロボティクス、AvidBotsなどがGoogleの独占を阻止してくれる事を願う。