2014年9月3日水曜日

スマートおもちゃ 「Moff」

Moffは大阪のハッカソンから始まり、SXSWで話題になり、kickstarterでは開始後約1カ月で目標の2万ドルの約4倍となる8万ドルを調達したスマートおもちゃ。5600円の筐体に加速度センサとジャイロを搭載。腕につけて振ると、その勢いや角度に応じてスマートフォンから音がでるという仕掛けだ。
確かに2~3才の子供なら大喜びしそうだが、遊ぶ際にスマートフォンが必須なので、子供が飽きる前に、親のほうが面倒くさくなってしまいそうだ。もしバンダイやタカラトミーからスピーカー内蔵型が発売されてしまったら、玩具としての存在価値は無くなるだろう。
しかし子供にとって「体を動かすと音が出る楽しさ」というものは普遍的だ。Moffは消えていく運命かもしれないが、今後スマートホーム化が進み、高価なリストバンドやスマートフォンを使わずとも体の動きに応じた効果音を発生させることができるようになったら、子供の遊びとして定着するのではないだろうか。

Moff