2014年9月3日水曜日

神戸大学・塚本教授の予言

ウェラブルコンピューティングの研究で有名な神戸大学の塚本教授が、11年前にCEDECで公開した予言を再度公開した。(実際は最後の行に、「20年以内に家庭用ゲームは消滅する」と一瞬だけ表示されたのだが)
塚本教授が自ら言うように、上から3つ目までの予言については、現在ようやく多くの者がリアリティを感じる内容になっている。
4つ目の「ほとんどの人がHMDをはずせなくなる」については、実現性は20%といったところか。HMDが大衆に普及するためには、装着してもほとんど違和感が無いほど軽量で安定感のあるものになる必要があるが、現時点でその候補となるものが出てきていないことを考えると、5年ではちょっと厳しそうだ。
5つ目の「電脳鬼ごっこ」も面白そうだが、ここは「インターネットに接続されたデバイスを身につけ、現実空間で動きながらプレイするゲーム」と広義に解釈したほうが良いだろう。缶蹴りのように陣地を用意してもいいし、銃を導入して遠隔的な面白さを導入してもよいだろう。ただ、子供用としてデザインする場合は、仲間はずれを産まないようにするべきで、1人あたりのデバイスの費用は500円程度に押さえたいところだ。このコストの問題が解決できれば、空前のブームになることも十分にありえるだろう。