2014年8月12日火曜日

オールモストヒューマン (Almost Human)に登場する未来技術

いよいよ日本で1stシーズンのDVDが発売されるという時に、最悪のタイミングで打ち切りが決定してしまったJ.J.エイブラムスによる近未来SFドラマ『オールモスト・ヒューマン』。
人間の刑事とアンドロイドがコンビを組んで事件を解決するという、アイザック・アジモフの『鋼鉄都市』を彷彿とさせるストーリー。主演は2009年版の映画スタートレックでマッコイを演じたカール・アーバン。
ワーナーのサイトで第1話が無料配信していたので見てみたが、近未来(2048年)の描写として以下のガジェットが登場した。

・無感情であること以外は人間と区別がつかないアンドロイド。
・空中に表示されるディスプレイ。タッチ操作も可能。
・犯人が誘拐するときに使う銃。相手の顔を撃つと、半透明のシートが顔を覆う。
・プログラマブルDNA。

見どころはMXシリーズと呼ばれる量産型アンドロイド。感情が無いので、怪我をして死にそうな警官に対して「もう助かりません」と言いにくいことをハッキリ言う。
いっぽう主人公の相棒のアンドロイドは旧型なので感情をもっているのだが、その描写はあまりにも人間的で面白みに欠ける。2話以降で描かれるのかもしれないが、人間的であるがゆえにわずかな人間との差が異常に強調されてしまう「不気味の谷現象」を表現して欲しかった。
とはいえ近未来を舞台にしたドラマは少ないので、未来好きとしては今後のエピソードにも期待したい。