2014年6月20日金曜日

川島隆太教授 「Google Glassなんて3日で飽きる」

川島隆太教授は自ら開発に協力しているウェアラブルデバイス「JINS MEME」の発表会にて記者たちに対し、「皆さんGoogle Glassをかけますか? あれは本当に好きな人しか掛けないですよ。あれをみんながかける世界が来ると信じていたらあの会社(Google)は潰れる、くらい思っていいます。」と発言したそうだ。
頭につけるデバイスは、よほど軽くて細くて安定感が無い限り、日常的に着け続ける気にならないという論旨には全面同意だ。しかしMEMEは眼鏡型のセンサーであり、映像を見たりシェアしたりするGoogle Glassとはコンセプトも用途も異なるのだから、果たして公の場で実名を出して批判する必要があったのだろうか。

他社製品と比較するなら、むしろ同じくウェアラブルなセンサーであるNikeのFuel Bandを引き合いに出すべきだろう。Fuel Bandはスリムで軽くて、ずっと着け続けていても不快ではなかった。万歩計のような歩数ではなく、「Fuel」という新たな単位を導入して日常の運動量を計測するというアイデアも秀逸で、毎日のFuelをスマートフォンで確認するのが楽しかった。自転車を漕いでもちゃんとFuelがカウントされるセンサーの精度も素晴らしい。(万歩計は自転車をカウントできない)今Fuel Bandを装着していないのは、残念ながら防水機能が無かったため、ランニング中の汗がしみこんで壊れてしまったからだ。

いっぽうMEMEは角膜と網膜の電位差を計測することで、人間が自覚していない眠気や疲労を警告してれるとのことだが、個人的には必要性を感じなかった。わざわざハイテク機器で計測しなくても、日ごろから眠さや疲れは自覚しまくっているからだ。
むしろ眠気を打破してくれたり、疲労を回復してくれるデバイスなら、ぜひ購入したい。