数年後から10年後にかけて、家やオフィスの壁や窓が大型ディスプレイに変わっていくことは間違いない。部屋の壁をすべてディスプレイにしたら、海底を散歩する気分を味わったり、友達とバーチャルリアリティなゲームを楽しんだりできるし、世界中のテレビ番組を同時に見るなんてこともできるだろう。
だが、操作はどうするか?
ファンタジー世界を観光中に、無くしたリモコンを手探りで探すなんて無粋なことはしたくない。やはりKinect や Leap Motion のようなジェスチャー入力が有力だろう。マイノリティ・レポートでトム・クルーズは特殊な手袋をはめて操作していたが、深度センサを複数設置すれば、素手での操作はさほど難しくないと思われる。
ポインティングについては人差し指を突き出して指示する方法がもっとも直感的だが、問題は決定(クリック)の操作をどうするかだ。指を突き出す動きを決定とするという案があるが、ドラッグの認識が難しい。親指を立てて決定という案も聞いたことがあるが、ポインティングしながら操作できないと意味が無い。個人的には、人差し指でポインティングしつつ、親指を立てることで決定にするのが良いのではと考えている。