「ロボット」という言葉の語源はチェコ語の労働者だが、今後は労働するための存在というより、人間がやることを代わりにやる「代理人(サロゲート)」としてのロボットが現れるだろう。
ブルース・ウィリス主演の映画「サロゲート」では、人類の98%がサロゲートを日常的に使うようになった世界が描かれる。とはいえ電池の持続時間が短いようで毎晩充電しなければならないし、トイレに行くときは接続を切らなければならないので、リアルな生活も残されている。現在MQ-9リーパーを遠隔操作して戦争している兵士と似たような状況で、充分にリアリティを感じることができる。
だが実際はロボットはコストの点に問題があるので、これほどの高い比率で普及はしないだろう。ヴァーチャルワールドで日々の仕事をこなし、余暇を楽しむほうが、ずっと安く実現できるからだ。